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「胡粉寄せもの」のはなし

「胡粉寄せもの」とは、アイディアマンであった直井装身具の創業者、直井高安(1903~1964)が考えた方法です。

直井高安は、簪、飾り櫛、帯留めの金属加工ロー付け職人として丁稚奉公10年の修行を終えて、若干22歳 (1925)で直井装身具を創業しました。

彼は、より正確に、効率よく、複数のパーツを一気に早くロー付けする方法として「胡粉寄せもの製法」を考案しました。
その製法は、粉末にした貝の粉に水を混ぜて、粘土状にしたものをA4サイズ程度の鉄板上に1cm程度敷き詰めた上に金属パーツを半分程度差し込み、並べて成形することによって、複雑で有機的な表現も可能にするものです。

創業から10年の1935年ごろ、当時の飾り櫛の櫛部分は直線状であったため、簡単に抜け落ちてしまうものでした。
高安は、櫛部分を螺旋状にした商品を開発して大ヒット商品を成功させたのですが、その商品の生産においても「胡粉寄せもの製法」が大いに活躍しました。
アクセサリーづくりの根本は、アイディアと、手作業を惜しまないこと。
この精神は、繊細なテクニックと自由なセンスとともに、子や弟子たちに受け継がれました。

現在、アクセサリーマルタカは直井装身具の3代目が継承しています。
ひとつとして同じもののない「特別」をお届けする、古き良きアクセサリーの世界を伝承したいと考えています。